死神のお仕事
ーーー
ーー
「ーーーか?」
………?
なんだろう…声が、する…
「おまえ、ーーか?」
おまえ?
私に、聞いてる?
「おまえ、死ぬのか?」
「!」
何か聞かれてるんだって認識した瞬間、物騒なその言葉はハッキリと耳に入って来た。
死ぬのか?…え、私が?
一体何の話なんだろう。死ぬってそんな、何を急に……あれ?そういえばここ、何処だろう。
気付けば私は立っているのにふわふわと浮いてるような感覚でいて、見渡す限り一面、辺りには何も見当たら無い場所に居た。
あるものといったら白。一面真っ白なだけの世界だ。