Doll girl
私は目をつぶりながらこの音を聞いていた。
『蒼さん……』
蒼「う?…蒼でいいっすよ」
『じゃぁ蒼、夢ってなに』
私はあの人に監禁されていたのでよくわからない外の世界…。
あなたはそこで暮らしているのでしょう?
何か外の世界の話を聞きたい。
蒼「うーん…俺は最初あんな家無くても良い、つぶれてしまえって思ったんす…。無理やり跡取りにする気だったから」
シャギ…って音が終わった。
だいぶ軽くなった頭に違和感を覚える。
蒼は目の前にきて前髪を切る。
蒼「初めて御客の髪の毛を切ったとき…。ありがとう…て、その言葉がきっかけで俺の夢になったの……どう?この髪型……はぁ!?」
失礼な…。私の顔を見てはぁ?!って何…。