Doll girl
おにいさん
-爽side-
私は沙彩には興味がない。ガキなんて好きでは無いからです。
しかし、彼女は16歳だと言う。
爽「はぁ…」
パソコンの画面を見てため息をつく。
陸「どうしたん?」
先ほど戻ってきた陸が画面を見る。
爽「沙彩を調べていた」
星夜「おぃ…。勝手なことすんな」
星夜が殺気を出して睨んでくる。
爽「それは謝りますが…彼女、出てこないんですよ…。」
劉邦「ってことは偽名か…」
岳「違う。たぶん戸籍上に入っていないんだ」
何故そうすぐ確信できる?
爽「何でです?」
岳「あ?あぁ…沙彩と二人きりになって少し話した(?)が、沙彩は言ったことには正直に答える。命令もだ…。人形みたいにな。」
陸「そう言う生活をしてきたってことやんな…」
劉邦「ほぉ……えらいもんとってきたな」
コンコン…
星夜「はいれ」
蒼が沙彩を抱っこしてやってきた。
沙彩はうつむいているので顔は見えないが、髪の毛がサラサラになっている。