Doll girl
頬にふれると暖かい水滴が朝日を浴びて輝きながら手を伝った。
『何…これ』
岳「は?…涙だけど……。お前哀しいの?」
これが…涙…。
胸が痛い。
これが哀しみ…。
『か…なし…い』
岳君はにっこり笑い、自慢げに胸を張る。
岳「ほらな?哀しみ教えたぞ!」
岳君はエッヘンと胸を叩いた。
『岳…くんー
…うわぁぁぁあん!!!
あぁあああんー!ふぁぁああー…ヒック…フャァァアアア!!!!むぐっ』
岳君が慌てて私の口を押さえる。
岳「何すんだよ?!皆くるだろ?!」
『ぅぅぅっ…むぴろ(後ろ)』
う・し・ろ??
「「「「ウェルカム…岳」」」」
岳「ギャァァア!!!」
岳はベッドから出て逃げ回った。