Doll girl





何だろ…昨日からずっといやな予感する…。

沙彩「爽…さん?」




爽さんは私に微笑んだ。






…と思いたかった。




爽さんは私の呼びかけには応じず、皆の方を向いている。




沙彩「…」
…爽さん。

雄治「どした?」

爽「……ククククッ…」
陸「爽?どないしたん?へんな笑い方しよって」




爽「皆さんアホですか?…ヘドがでる…」



私はお兄さんに腕を引かれ、お兄さんの背中にいる。




雄治「お前…もっかいいってみろや」
爽「ヘドがでる」




下がガヤガヤしてきた。
戦っているのだろうか。




爽さんは張り詰めた空気の中でどこかに電話した。


< 76 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop