チャラい彼氏と無愛想な彼女。




「じゃ、明日から朝迎えに行くね〜」


「あ、……ありがと」


「うん♪それじゃあまた明日〜」




それから、ほんとに海菜実ちゃんの家は近かったので

俺は海菜実ちゃんが家に入るところをちゃんと見てから自分の家に帰った。



学校から海菜実ちゃんの家までは歩いて15分くらい。

そして海菜実ちゃんの家から俺の家までは、ほんの2~3分くらい。



……………なんでこんなに近かったのに今まで気づかなかったんだろ??

っていうか、小学校も中学校も同じじゃ無かったよなー………


まさか引っ越して来たとか??



…………俺のこの残念な頭では結局それらしい答えにはたどり着くことができなかった。





< 11 / 52 >

この作品をシェア

pagetop