チャラい彼氏と無愛想な彼女。
2
①
その翌日。
ピーンポーン
「はーい」
「おはよ、海菜実ちゃん」
「おはよ」
…………あれ?
「………あの、まだそんな感じでいくの?」
「うーん………なんか慣れなくて」
「そっかぁー まぁ、俺はどっちでもいいよ」
「………ごめんね? もしかしたら急にうるさくなるかも」
「いいよ!どーんと来いっ!」
「っ…………ありがと」
海菜実ちゃんは可愛い顔でにっこりと微笑む。