チャラい彼氏と無愛想な彼女。
④
俺としたことが…………
あれだけコーヒー飲んだりミントのガム食べたりしてたのにな…………
…………でも、海菜実ちゃんの手が、小さいのにあったかくて………安心しちゃった…………
なんて、流石に言えるわけない!!←
とにかく少しでもいいとこ見せて、何とか挽回しないと!!
えーと、とりあえず今は………
「あー、3時か。海菜実ちゃん、どっか行きたいところとかある?」
「うーんと…………あ、できればなんだけど………一緒に、プリクラ撮りたい……かな?」
海菜実ちゃんは少し照れながら、上目遣いで微笑む。
はい。かわいい。
「おぉ、いいね!じゃあ駅の近くのゲーセンいこっか!」
「うんっ……!」