チャラい彼氏と無愛想な彼女。




それから俺達は歩いてゲーセンまでたどり着いた。

入り口の自動ドアが開くと、独特の大音量が耳にとびこんでくる。


「おぉ、結構混んでるんだな」



土日はやっぱ混むんだな………



「海菜実ちゃん、大丈夫?」


「全然大丈夫だけど………はぐれないように、また手繋いでいいかな?」



海菜実ちゃんは、頬を染めながら首を傾ける。



「っ………もちろん。離さないよ」


「うんっ………ありがとう」



< 47 / 52 >

この作品をシェア

pagetop