欠詞-カケコトバ-
「それじゃあ次は…そうだね、『そっちの世界』について説明しようか。」
また不思議なことを言った気がする。
「君たちは今、僕がつくった装置によって、『夢を共有』した状態にある。分かりやすくいえば、同じ夢を同じ時間にみてる…ていうのかな、ちょっと違うかな?ともかく、君たちは今、同じ夢の中にいるんだ。」
ちょっとわからなくなってきた。
「ただ、君たちが普段見るような自由な夢じゃなくて、ある程度世界が設定された夢だけどね。例えば、そっちには君たち4人以外に人はいないし、移動できる範囲もちょっと制限されてる。あとそうだなぁ…あ、飛んだりもできない。あとはー…。」
本当にわからなくなってきたところで、
「どうしてこんなことをしたんだ。」
左斜め後ろから、冷静で、無愛想な声が聞こえた。
あの男の子だ。
振り替えって、少し見上げると、やっぱり無表情で、じっとテレビを…ううん、違う、その奥を見つめている彼がいた。
また不思議なことを言った気がする。
「君たちは今、僕がつくった装置によって、『夢を共有』した状態にある。分かりやすくいえば、同じ夢を同じ時間にみてる…ていうのかな、ちょっと違うかな?ともかく、君たちは今、同じ夢の中にいるんだ。」
ちょっとわからなくなってきた。
「ただ、君たちが普段見るような自由な夢じゃなくて、ある程度世界が設定された夢だけどね。例えば、そっちには君たち4人以外に人はいないし、移動できる範囲もちょっと制限されてる。あとそうだなぁ…あ、飛んだりもできない。あとはー…。」
本当にわからなくなってきたところで、
「どうしてこんなことをしたんだ。」
左斜め後ろから、冷静で、無愛想な声が聞こえた。
あの男の子だ。
振り替えって、少し見上げると、やっぱり無表情で、じっとテレビを…ううん、違う、その奥を見つめている彼がいた。