欠詞-カケコトバ-
部活も終えて家に帰ると、彼女は何よりも先に着替えを済ませる。
制服は、
…可愛いけど、どこか窮屈…
だと聞いた。
その後、太っているという意味ではない、と補足を加えられたが。
部屋着姿でリビングへ移動すると、もうすでに父親は仕事から帰宅し、ビール缶をあおっている。
ここで言うまでもないが、彼女の父は大の酒好きで、いつも夕飯を終える頃にはすっかり出来上がっているらしい。
そのことに対し志織は、
…そのうち酔った勢いで暴力なんか振るんじゃないか…と心配になることもあるけど、今までそんなこと一度もないし、お酒を飲むお父さんはすっごい幸せそうだから、お酒を止めてほしいっていう気はまだないかなぁ…
だそうだ。
制服は、
…可愛いけど、どこか窮屈…
だと聞いた。
その後、太っているという意味ではない、と補足を加えられたが。
部屋着姿でリビングへ移動すると、もうすでに父親は仕事から帰宅し、ビール缶をあおっている。
ここで言うまでもないが、彼女の父は大の酒好きで、いつも夕飯を終える頃にはすっかり出来上がっているらしい。
そのことに対し志織は、
…そのうち酔った勢いで暴力なんか振るんじゃないか…と心配になることもあるけど、今までそんなこと一度もないし、お酒を飲むお父さんはすっごい幸せそうだから、お酒を止めてほしいっていう気はまだないかなぁ…
だそうだ。