欠詞-カケコトバ-
「じゃぁ『ノブ」
「小鳥ちゃん、何かない?」

パジャマンはもうお役御免なようだ。
突然案を要求された少女は、緊張しきっている。
当然だろう。
見知らぬ3人が突然家に現れたのだから。

「ぁえ…えっと…ひ、『ヒカリ』さん、とか。」
「…ほらぁ。」
「スンマセン。」

パジャマンのネーミングセンスがいかに古くさいかが証明された。

「小鳥ちゃん、その『ヒカリ』、もらっていい?」
「え?あっ、はい。気に入っていただけたなら…。」
「うんうん♪」

女の呼び名は『ヒカリ』となった。
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