欠詞-カケコトバ-

集まった

…。

リビングに、私も含めて4人、人が集まってる。

みんなお互いにあったことない、名前も顔も知らない。

ここは私の家。

何でこうなったかって聞かれても、知らない。
リビングからドア開けたら、その先はまたリビングで、立ち尽くしてたら後から、女の人、男の人、また男の人って次々と入ってきて…。

と、

「あ、あのー…、ここ、どこなんですかね?起きて部屋出たら…ここっていうか…。」

男の人二人のうち、パジャマ姿に立派な寝癖をつけた、陽気そうな方の人がみんなにおずおずと話しかけた。
女の人ともう一人の男の人はちゃんと着替えてあって、私と寝癖の人はパジャマ。

なんだろうこれ。

「ここは私の家、ですけど…。」

おずおずと返事しちゃった。

すると寝癖の彼は、

「え!?じゃあ俺は昨日君…、いや昨日は確か…、あれぇ…、うぅん?」

と、何やらモゴモゴと、慌て始めた。

昨日何かあったのかな。

不思議に思っていると、横できれいな女の人はため息をついた。
寝癖じゃない男の人は表情を変えない。

なんだろうこれ。
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