先生、甘い診察してください*おまけ短編集*
「俺も彼氏持ちだって事、一応知ってたけどね」
シレっと言う櫻田先生には、さすがにイラッときた。
「知ってたなら教えてくださいよ!!」
「だって、妬く姿が面白かったからさ~」
「ひ、酷い!!」
悪趣味だ。
悪魔だ……。
「とにかく、わかったでしょ?これもお仕事だって。僕はあやちゃんしか目に映ってないから」
喫茶店内で、人がたくさんいるにも関わらず。
智也さんは後ろから私の体にしっかり腕を回して抱きしめた。
「あやちゃん、好き!」
「っ!!」
大きな声で言うもんだから、とにかく注目の的!!
いろいろと恥ずかしい1日でした……。
「これも立派なお仕事です】