先生、甘い診察してください*おまけ短編集*
正直、今の状況に戸惑いまくりの俺。
「……それ、別に捨ててくれてもいいですから」
「え……あっ!ちょっと!」
陽菜ちゃんは走って帰って行ってしまった。
なんか、嵐のような時間だった……。
「純~。陽菜ちゃんから愛の告白~?」
「……智也」
お前、いつの間に俺の横に……。
「なーんか青春って感じだねぇ。いいなぁ、若いって」
「おっさん発言やめろ」
「でも陽菜ちゃん、今日はわざわわざ謝罪に来たみたいだね~」
ニヤニヤしながら、智也は俺の頭をポンポン撫でた。