先生、甘い診察してください*おまけ短編集*






その後、白い帽子も購入してあやちゃんに被せた。




「いい?なるべく顔が隠れるようにね」

「智也さん……」

「どうしたの?」

「急に、どうしちゃったんですか?怒ってるんですか……?」




あやちゃんは不安そうに上目遣いで見つめてきた。



……だから。

あんまそうやって誘惑しないでよ。





「あやちゃん、喫茶店にでも入ろうか」



手を引いて、近くにあった喫茶店に入った。




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