先生、甘い診察してください*おまけ短編集*
秘かにまだ、智也先生が好きです。
でも不倫する度胸はない。
あやちゃんの事だって……大好きだから。
私より2つ年上のあやちゃんは可愛くて優しいお姉さんみたいな存在。
「私、こないだあやちゃんとカフェに行ったんです。優くんも一緒に」
「3人でデートしたんだ。いいなぁ~」
2人はお似合いだと思う。
私が入り込む隙間は全くない……。
「先生」
「ん?」
「次は、3日後にしてもいいですか?」
「いいけど……もう1ヶ月に1回でもいいと思うよ?虫歯になりそうな歯はないし、歯磨きもすっごく綺麗にできてるから」