先生、甘い診察してください*おまけ短編集*
「お待たせー。って純!!??」
お会計を済ませた智也さんが戻ってきた。
櫻田先生を見た瞬間、警戒した表情をして、ササっと私を抱き寄せた。
「あららー。智也ってば警戒心むき出しー。マジ面白い」
「純……あげないからね。あやちゃんだけは」
「うーん、どうしようかなー」
「ダメ!!あやちゃんも優くんも僕の!!」
2人の間に火花(?)ばバチバチと飛び散る。
私はそれをボケーッと眺めてる事しかできなかった。
「つーか俺は隙あらばあやちゃんを奪おうと企んでるから」
いやいや。
そんな宣言されても困りますよ。