人生 ~私が生まれた理由~
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[山岸美那香sid]

転校生が来た
彼女を見るとみんな言葉を失った
細くて肌が透き通ってて
目がクリクリで適度に大きく
唇はプクってしており綺麗な茶色の髪が
とても似合っていた

「みな、あの子可愛くね?」

そう騒ぐのは幼なじみの池末亮太

「あの子、女子からはぶられるね」

「あんだけ可愛けりゃ仕方ないよ」

「しかも、二組でしょ?性格悪〜」

みんなコソコソと彼女の話をしてた
男子はというものの
ただただ彼女を呆然と見つめてた

こんな田舎な中学のこんな時期の転校生
みんなが興味持つのは当たり前だ
ましてやあんな可愛い子

二年のうちは彼女を見かけることは
少なかった

「そ〜いえば知ってる?
杉本亜美ちゃんって教室入ってないんだって」

「え、どこにいるの?」

「職員室か保健室らしいよ〜」

と話すのは私の仲良しの
吉田真美

「2組じゃなくて1組だったら
あの子絶対来れたよね、可哀想」

「私もそれ思った」

次の日私は体調を崩し
保健室に向かうと彼女がいた

「失礼しまーす、先生いますか?」

「先生今会議行っちゃったなぁ」

と、悩みながら答えた彼女

「体調悪いなら寝てて平気だと思うよ!」

「本当?助かるー!」

あ、以外にいい子じゃん

「亜美ちゃん?だっけ?」

「そうだよ! やっぱ目立つかな、私」

と、何故か落ち込む彼女

「私、山岸美那香っていうの!!
亜美ちゃんと仲良くなりたいです!!」

と何故か口が勝手に言っていた

恐る恐る彼女を見上げると

「あははは! 私なんかとーー!?
すごくうれしー!! ありがと♪」

ニコニコ笑う亜美ちゃんはとても
可愛かった

「みなかちゃん何組??」

「うちは、亜美ちゃんのとなりの1組!」

「あみも1組がよかったなぁ〜」

とぶーぶーいうあみちゃん

「そーいえば亜美ちゃんいえどこ!?」

「ローソンの近くの施設!」

「あ、あそこなんだ!!
帰り一緒に帰ろ!紹介したい人がいるの!」

「わかった!」

ちょうど鐘が鳴り私は教室に帰った

「私、あみちゃんと話したよ!」

まみにいうとまみは驚いてた

「うそ!?私も話したい!!」

「保健室行ったらたまたま居て
話したら凄くいい子だった!」

「みな、ずるーーーい」

男子や他の女子もぶーぶー
ほざいてる

「帰り一緒に帰るけど
帰りたい人?」

はいはいはい!!

みんなが帰りたいらしく
今日の帰りは大人数だね

と悟った、みなであった
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