world
返された答案用紙はやはり保健がすべてバツだった。
そして夕方。
久々に『サト』に連れて行ってもらった。
…。
李「…」
奏「…」
零「…」
明「…ぁのー?…。」
いつになく静かだった。
理由は奏太が腹をたててるからだ。
零「きげんなおれ」
奏「…」
ぶすーっとふてくされた奏太はヘアバンドのおかげでピョンと上に跳ねた髪をいじる。
李「…はぁ…。どしたお前」
奏「あのなぁ!!」
李「!…ぁ…あぁ」
まるで待ってたかのように前のりになって言ってきた。
奏「おれのテストの点数の横にドンマイって!」
李「ブハッ!」
奏「もー!笑い事ちげぇ!!即刻その先生の首をへし折りたい!!」明「あーそれなら俺もあった。おめでとうって」
奏「はらたつぅう!!」
李「じゃぁへし折ってみる?」
奏「へ?」
零はびっくりしていった。
零「採点したの李羽か??」
「「「はぁぁ?!」」」
サトにいた他の人らもびっくりした。
李「ん…」