world
奏太はあわてた。
本人前にしてへし折るだなんて!!

奏太はチラッと李羽をみた。
奏太(に、にらんでらっしゃるゥ)

李「…まぁいいや」
明「…でもどうして李羽ちゃんが?」

李「ん。零」
零「李羽の兄貴に手伝わされたって」
奏「通訳?!そうしてまで喋るの面倒?!」

うるさい吠えるなイヌ。

李「…帰る。」
明「んじゃ送ります!」

「「李羽さんバイバーイ」」
李「ん。追試頑張って」

明久と共に消えた李羽。

奏「はぁん。李羽ちかわいいー!おめぇらみてみろー!李羽ちからもらったピアス!」
「おぉー!カッケェーッス!」
「てかそれブランド品じゃないっすか!」
「うらやましいかぎりっす!」

零思う。
李羽が度々ここを訪れるようになってから、このグループは一体化し、強くなってると。

ここに着ても、寝てるかゲームしてるかのガキどもが、体を動かしたり、追いかけあったりするのも…すべて李羽のおかげだと思うのだ。

それに、李羽は変わった。
相変わらず無口だけど、優しいところもある。
不器用だけど、ちゃんとする。
このグループは李羽を変えているとも思えた。
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