world

明「アヤ…ですよね」
絢「あ…隣の…」
李「あ…隣の…」

アヤナミはうつむいて震えだした。
奏(あ…コイツ、女装してくるって言ってたな。)
零(そだな。女嫌い、男嫌いの両方を持ち合わせてんだもんな。)
そう、アヤナミアヤは男である。

絢「何で女のあんたがいんの!」李「…うるさい。お前最高にうるさいょ」

絢「何?!さっさとでてけ…雌豚が!女のいるところじゃねぇ」
李「…。」
奏「まあまあ…ね?アヤ…」

絢「奏太さんはほぉっておいて!」
李「ごちそうさま」

絢「何無視してんだよ!」

零と明久は、黙って見てる。
ハラハラしながら。

李「じゃ。出て行こっかアヤナミ」
ガシッと腕を掴まれた絢浪はひどく慌てる。

絢「何許可無く触ってんだよ!お前だけでてけ!」

李「えーだって、ここ…女のいるところじゃねぇんだろ?なぁアヤナミアヤちゃん」
絢「わ…私はいいんだょ!」

李「…ん?本当のこといってみろ」
絢「そんなん無いわ!てかやっぱり女!離せー!!」

売り言葉に買い言葉。
李羽と絢浪の相性はかなり悪い。まるで犬と猿。
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