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李「…俺に近づいたら危ない」





李羽はきっぱりそう言った。

零「…俺は…組の人間だから…そいつには昔会ったことある…。」
李「…」

零は李羽に近づく。

零「俺は…李羽と友達。だから…大丈夫だし。viceだから…。一緒にいてくれないか?」

零、明久や皆にも、李羽といた時間が、失ってはいけないものだと分かったのだ。

李羽の赤い瞳が揺らいだ。
李「…」






李羽は…フフッと笑い、零を見た。

李「零らは俺が守る」
諦めるような、すっきりした顔をした。

奏「は?…いやいやいや!なぜそうなる?!りぃちの頭はどうなってんの?!」





李羽は奏太の額を押しのけながら、ため息をつく。

李「〝私〟の方が強いだろ?」
奏「もぅ!りぃたんけちー」

いつもどうりの調子が…戻りました。