world
李「俺…いや、私は零…お前の兄秀の彼女よ」
零「…」
奏「え…りーが?」
シャラン…と手の中のネックレスが音を立てた。
零「これ」
李「?…あ…」
零は首からネックレスを外し、俺に渡した。
李「あはは…零が持っていてくれたんだな」
零「行方不明になる前にもらった」
そっか…秀はやっぱり死ぬことを予知していたのか…。
二つのネックレスをつなげた。
十字架になった。
やっと…出会えたのに…本人はやっぱり私の元に来てくれない。