バンパイヤ×暴走族
ティナは混乱状態であった。
周りの声など聞こえやしない。
千秋の背中を押して、キッチンに移動した。
テ「じゃぁ…オムライス…。私…探してきますから!!」
逃げるようにキッチンから出た。
ー私ったらどうしましょう!!!
テ「あ…書庫閉めちゃったし…もう!!!」
ドンドン!!
<もう少し優しく肩たたきしてくださいティナ様>
テ「肩はどこよ?!てか開けてよ!!それより血いらないんじゃない!!」
<美味でした。どうぞ>
やっとあいた。
曉「漫才か?さっきのは」
曉がスマホの画面を見ながらつぶやいた。
テ「??」
曉「千秋の事だ。血のことだって冗談だ。」
曉は、スゥッと滑らかな斜面を滑るように爆弾を下ろした。
思わず、ティナの手も止まる。
テ「本当?!…あー…っでも、宣言しちゃぁたし…。血くらい献血と思えばいいのですよ!! さてさて…探そ探そ」