バンパイヤ×暴走族
ティナは男の…レウンのマントの後ろに隠れていた。
レ「ひっついてくれるのは超絶嬉しいけど、言わないの?」
テ「だって」
レ「かわいいな…んも!!」
ティナは長い髪の毛を振り回してレウンから逃れる。
レ「…アルティナ様…大丈夫!」
レウンが優しい手つきでティナの頭をなで、ピン留めに消えていった。
曉「て、ティナ。ごめん!!!」
テ「?!…な…何のゴメン?」
ティナは本当に不思議そうに俺を見た。
曉「怯えた。」
ティナは探るような目で見てくる。
サラサラ肩から落ちる髪の毛。
16歳に戻っても、伸びたままなのか…。
ティナはニッコリ笑って俺の手を握った。
曉「ティナ?」
テ「うん!!怯えた。それは当たり前だから…。…仕方ないの。ね?」
きめ細かい細い指が、手にまとわりつく。