ハンパイヤ×暴走族 2
この行為はウブで純粋なティナには刺激が強い。
テ「あ…ぅぁ…ぇ…あ」
頭がクラクラし、ショートする。
それを楽しそうに見つめる京。
京「なんだ?俺様の顔に酔いしれたか?」
違います。近いです。この言葉が出てこない。
テ「……あぅぅっ」
とにかく離れなきゃヤバいと思ったティナは腕を勢いよく下ろした。
ガキンッ
鉄の壊れた音と…
ドスッ
その手が京の頭を直撃した音が重なった。
手錠は見事に鎖の部分がちぎれていた。
ティナの近くでしゃがみこんで頭を抑える京を見た。
京「よ…よくも俺様の頭をっ~!バカになったらどうするんだ!」
テ「もうバカだと思いますけど?」
涙目で睨まれ、負けじとティナも睨み返す。
京「俺様のどこが馬鹿なんだ!」
テ「…ぷはっ!それはなんかのギャグですか?!」
ティナは京のある部分を指差して笑った。
クノエもちらりと見てみる。
麗「ふっ…馬鹿」
優「あわわわっ!!!会長~!」
尚「…けぃ…」
親友にまで同情のような優しくも冷たい目で見られ、京は指刺されている場所を見た。
チ・ャ・ッ・ク・ゼ・ン・カ・イ!!!!
京は慌ててジッパーをあげるが、その音を聞いてさらにティナが笑うもんだから悔しそうに地団駄を踏む。
京「お前!」
テ「ん?…んっ?!」
ーん?!