GAP SCHOOL ! !☆
「……っ!!」
塞いでいない方の左手が、スルリとスカートの中に入ってきた。
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!!
蹴り飛ばしたいけど、気持ち悪すぎて動けない……!
キッ、と男を睨むと余裕な笑みが帰ってきた。
「騒いでもいいぜ?どうせこの階にはもう誰もいねぇだろ」
「……っぃ、や」
そんなはずない。
絶対誰か残ってるはず。
男の手が口から外れた瞬間、あたしは叫んだ。
「誰か!誰か助けて!誰もいないの!?」
「だからいねぇっつってんだろ」
なんで楽しそうなの?
意味がわからない。
普通、好きな女が助けて欲しがってたら助けるでしょ?
なんであんたは真逆の立場にいるのに!
「リンカの唇はうまそーだな……」
呼び捨てすんなっ!
もう、あたしは爆発寸前だった。