GAP SCHOOL ! !☆
「じゃあ、俺行くわ。ばいばい」
「あ、ばいばい」
小さく手を振って教室を出ていく飛鳥くんの背中を見送る。
そこで、はた、と我に返って気づいた。
あたし、男子と普通に喋ってた!
今までは、避けるようにしてたのに。
「なに、あの人……」
見た目と、口調から受ける印象が真逆。
もしかして、あの人も……
「あ!もうこんな時間だ」
スマホで時間を確認すると、もうあと数分で4時半だった。
生徒会第二教室……、あ、あそこか。
あたしは、一階の端にあるそこにいくために、階段を下りた。