GAP SCHOOL ! !☆
どうやら自販機の裏の方、池がある辺りで話してるらしい。
興味本意で様子を窺ってみると、昨日の委員会にいた茶髪のイケメンと、気の大人しそうな女の子がいた。
イケメンの方は名前が出てこない。
なんかここまで出かかってるんだけど。
私はどちらかというと、イケメンに恋するというより、イケメンと可愛い女の子がラブラブしているのを見ていた方が楽しい。
私には縁遠い存在だし。
こんな性格からして。
「つ、付き合ってくれるんですか?ホントに?」
「もちろん。俺も気になってたんだ」
「嬉しいです!よろしくお願いします!」
敬語で話しているところを見ると、どうやら女の子は1年生らしい。
先輩と後輩か。
悪くないシチュエーション。
と、勝手に胸を高鳴らせている私のもとに、その女の子と話を終えたらしいイケメンさんが近づいてきた。
やばい、ガン見しちゃってた。
今さら遅いだろうけど一応ジュース選んでる振りでもしとこう。