GAP SCHOOL ! !☆



「えーと…雪!神崎雪ちゃんだよね!」


うわぁぁぁぁっ

イケメンにフルネームで呼ばれてしまった!!

というか昨日ので覚えてくれてたんだ!


「そ、そうだったらなに」

あまりの想定外な出来事にさすがの私の硬い顔の筋肉も少し動いた。


「当たり!俺名前覚えるの得意なんだ~!」


無邪気に笑うイケメン。


って、私はこの人の名前知らないじゃん。


でも、今更聞ける感じでもないし…

それに、私のこの性格からして聞けるわけがない。


「あ、俺もう行かなきゃ!ばいばいまた話そ!」


ひらひらっと手を振って軽やかに去っていく。


ああ、私からしたら神の対応。

あんな風になれたらなぁ。


はぁ、と溜め息をついて、私はその場を後にした。


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