夢色、虹色、涙色
1章
100㎞
地元を離れて上京して4年
幼児保育の学校へ進学し、卒業と同時に地元に帰る選択をせずに就職した。
子供の頃から憧れていた保育の仕事、毎日が勉強、反省の日々。
上京したての頃は東京には都会しかないと思っていた私。保育士のお給料では当然都心に住めるハズもなく都心から離れた1ルームのアパートに住んでいる。
たいして地元と変わらない風景、窓の外にビルなんて全く見えない。
100㎞の距離、帰って帰れない距離ではない。
ただ、親の反対を押しきって就職した私は中々帰れなかった。
時々無性に帰りたくなる。
こんな田舎には何もないと、不満ばかり言っていた日々に戻りたくなる。
彩綾 22歳
まだまだ新人の保育士
幼児保育の学校へ進学し、卒業と同時に地元に帰る選択をせずに就職した。
子供の頃から憧れていた保育の仕事、毎日が勉強、反省の日々。
上京したての頃は東京には都会しかないと思っていた私。保育士のお給料では当然都心に住めるハズもなく都心から離れた1ルームのアパートに住んでいる。
たいして地元と変わらない風景、窓の外にビルなんて全く見えない。
100㎞の距離、帰って帰れない距離ではない。
ただ、親の反対を押しきって就職した私は中々帰れなかった。
時々無性に帰りたくなる。
こんな田舎には何もないと、不満ばかり言っていた日々に戻りたくなる。
彩綾 22歳
まだまだ新人の保育士