《詩集》夢枕
木精
『木精』
ケラケラと笑ってる
かしましい鳥たちの間
窓際の僕はシュドラ
こんなうさぎ小屋の真ん中で
楽しいなんて本当かい
君らなりそこないだって噂だよ
口をつけて
声を捨てて
飲んでみたんだ
息をするように
傷付けるように
飛んでみたんだ
暇だったから
理由なんてそれだけだ
ああ
青い空なんて本当に在るの
掛け金は外れて
扉はとっくに開いてるけど
僕はまだ見たことがない
近いはずなのに
もう見ることもないんだね
ケラケラと笑ってる
かしましい鳥たちの間
窓際の僕はシュドラ
こんなうさぎ小屋の真ん中で
楽しいなんて本当かい
君らなりそこないだって噂だよ
口をつけて
声を捨てて
飲んでみたんだ
息をするように
傷付けるように
飛んでみたんだ
暇だったから
理由なんてそれだけだ
ああ
青い空なんて本当に在るの
掛け金は外れて
扉はとっくに開いてるけど
僕はまだ見たことがない
近いはずなのに
もう見ることもないんだね