星の導き
「一緒にいたってどういうこと?」
あたしが立ち上がっていうと
「まあ詳しく話せば長くなるからね…三人一緒だったのは二年くらいかな?その後は迎えがきてね」
ユウが思い出すように目を細める
「迎え?」
「俺らは他の世界から来る使命人と共に戦う星の戦士なんだとか。こういうのは一番最初に会った人が話す決まりなんだけど聞かなかった?」
あたしの質問とちょっとずれてる気がする…
「そうなんですけど…僕には難しくて理解できなくて」
ハクが落ち込む
「大丈夫。ミルも覚えてないから」
「全くちゃんと聞いてないからよ」
ミルに飽きれたようにベルがため息をつく
「ミル覚えてないのかよ。だからバカなんだよ」
「うるさい!スグルに言われたくないもん」
ミルがスグルの言葉に頬を膨らます
「ミルはそれでいいよ」
ユウが優しい笑顔でミルの頭を撫でる
ミルはやはり満面の笑みで
スグルは面白くなさそう
なんかこの三人複雑なんだな…
「ハクは覚えてなかったみたいだし、俺が話すよ」
ユウはハクに冷ややかな視線を向ける
ミルには優しいのに、ハクには厳しいんだね…
「さっき言ったとおり俺たちは星の戦士で、この入れ墨がその印。確か十二星座の数だけ星の戦士がいるらしいよ。あ、でも双児宮は双子だから13人か」
黒い入れ墨はそういうことだったのか
「星の戦士は強くなくてはいけないし、それについての知識をつけるために星宮にいくんだ。俺はその星宮の番人…ライブラに連れていかれたんだよ」
迎えってライブラのことか…
「僕はサジタリウスでした」
「ミルはアリエスだったよ」
「俺はレオだったな」
三人はそれぞれにいう
「それで今までずっとそこで学んでたんだけど、使命人のこの世界に来る準備が整ったら俺らは星宮を出ることになってて、星宮にいってから出るまでずっと外に出てなかったんだ」
なんか引きこもりみたいだけど…
「この世界も見ない間に変わってたし、さまよってたら“お菓子の妖精の出張訪問”っていう紙を拾ってね。その紙にミルの名前が書いてあったからもしかしてと思って行ったら、案の定そうだったね。スグルも同じ理由だったみたいだけど」
ユウがからかうようにスグルをみる
つまり都合よくみんなあのイベントに集まったわけか
「というかミルはなんでイベントに出てたの?」
「ミルね。星宮出るときアリエスにお前の魔法なら食事代とかいらないだろとか言われて無一文で追い出されてさ」
「魔法でなんで食事代いらないの?」
「ミルはねお菓子の魔法が使えるの」
ちょうど何もないお皿の上にたくさんのお菓子をだす
恐る恐る食べてみると
「すっごい美味しい!」
「ありがと。お菓子なんていくらでも出せるから食事には困らないんだけど、やっぱり自分で作ったお菓子の方が美味しいじゃん。だから魔法でお菓子出して売ってたら、ガイダっていう人にバイトやらないかって言われてああなったってわけ」
お菓子にも結構こだわりがあるんだね
こんなに美味しいのに
「ガイダってロリコンで有名な主催者じゃん。なんでそんなやつについて行ったんだよ」
「スグルには関係ないもん」
スグルが心配していったけどミルは顔を赤くしておこる
多分ロリコンっていわれたのが気に食わないのかも
「僕もミルはロリコンに人気がありそうだなって思ってしまいました」
ハクがあたしの耳元でこそっという
「ミルが言いたいのは、あれはバイトだったってこと。でも結構稼いだんだよ」
ミルがドヤ顔でいう
あたしがそれを見て
「みんな何歳なの?ミルが最年少?」
そういうと
「僕は十六歳ですけど」
「あたしと同い年なんだね」
「ミルも同い年なんだけど…ちなみにユウとスグルもだけど」
「え?」
あたしがあからさまに驚くとミルが不機嫌そうにそっぽをむく
「ごめんごめん」
あたしはみんな同い年という事実に驚いたのだった
あたしが立ち上がっていうと
「まあ詳しく話せば長くなるからね…三人一緒だったのは二年くらいかな?その後は迎えがきてね」
ユウが思い出すように目を細める
「迎え?」
「俺らは他の世界から来る使命人と共に戦う星の戦士なんだとか。こういうのは一番最初に会った人が話す決まりなんだけど聞かなかった?」
あたしの質問とちょっとずれてる気がする…
「そうなんですけど…僕には難しくて理解できなくて」
ハクが落ち込む
「大丈夫。ミルも覚えてないから」
「全くちゃんと聞いてないからよ」
ミルに飽きれたようにベルがため息をつく
「ミル覚えてないのかよ。だからバカなんだよ」
「うるさい!スグルに言われたくないもん」
ミルがスグルの言葉に頬を膨らます
「ミルはそれでいいよ」
ユウが優しい笑顔でミルの頭を撫でる
ミルはやはり満面の笑みで
スグルは面白くなさそう
なんかこの三人複雑なんだな…
「ハクは覚えてなかったみたいだし、俺が話すよ」
ユウはハクに冷ややかな視線を向ける
ミルには優しいのに、ハクには厳しいんだね…
「さっき言ったとおり俺たちは星の戦士で、この入れ墨がその印。確か十二星座の数だけ星の戦士がいるらしいよ。あ、でも双児宮は双子だから13人か」
黒い入れ墨はそういうことだったのか
「星の戦士は強くなくてはいけないし、それについての知識をつけるために星宮にいくんだ。俺はその星宮の番人…ライブラに連れていかれたんだよ」
迎えってライブラのことか…
「僕はサジタリウスでした」
「ミルはアリエスだったよ」
「俺はレオだったな」
三人はそれぞれにいう
「それで今までずっとそこで学んでたんだけど、使命人のこの世界に来る準備が整ったら俺らは星宮を出ることになってて、星宮にいってから出るまでずっと外に出てなかったんだ」
なんか引きこもりみたいだけど…
「この世界も見ない間に変わってたし、さまよってたら“お菓子の妖精の出張訪問”っていう紙を拾ってね。その紙にミルの名前が書いてあったからもしかしてと思って行ったら、案の定そうだったね。スグルも同じ理由だったみたいだけど」
ユウがからかうようにスグルをみる
つまり都合よくみんなあのイベントに集まったわけか
「というかミルはなんでイベントに出てたの?」
「ミルね。星宮出るときアリエスにお前の魔法なら食事代とかいらないだろとか言われて無一文で追い出されてさ」
「魔法でなんで食事代いらないの?」
「ミルはねお菓子の魔法が使えるの」
ちょうど何もないお皿の上にたくさんのお菓子をだす
恐る恐る食べてみると
「すっごい美味しい!」
「ありがと。お菓子なんていくらでも出せるから食事には困らないんだけど、やっぱり自分で作ったお菓子の方が美味しいじゃん。だから魔法でお菓子出して売ってたら、ガイダっていう人にバイトやらないかって言われてああなったってわけ」
お菓子にも結構こだわりがあるんだね
こんなに美味しいのに
「ガイダってロリコンで有名な主催者じゃん。なんでそんなやつについて行ったんだよ」
「スグルには関係ないもん」
スグルが心配していったけどミルは顔を赤くしておこる
多分ロリコンっていわれたのが気に食わないのかも
「僕もミルはロリコンに人気がありそうだなって思ってしまいました」
ハクがあたしの耳元でこそっという
「ミルが言いたいのは、あれはバイトだったってこと。でも結構稼いだんだよ」
ミルがドヤ顔でいう
あたしがそれを見て
「みんな何歳なの?ミルが最年少?」
そういうと
「僕は十六歳ですけど」
「あたしと同い年なんだね」
「ミルも同い年なんだけど…ちなみにユウとスグルもだけど」
「え?」
あたしがあからさまに驚くとミルが不機嫌そうにそっぽをむく
「ごめんごめん」
あたしはみんな同い年という事実に驚いたのだった