星の導き
「そういえばさジャックってどこいるんだろう?」
さっき勢いよく走ったのはいいもののそもそもどこにいるかわからない
「ああ。僕知ってますよ」
当たり前とでもいうかのような顔でいった
え?なんで知ってるの?
「昼ごはん食べてる時、壁に依頼の紙が貼ってあってそれの担当欄にジャックの名前があったんです。だからその場所に行けば」
結構周りをよく見てるんだなー
「ほらあそこの家ですよ。ジャックがいますね。多分誘拐するところでしょうか」
ハクが指をさした先は遠くの遠くの方
「目いいんだね」
「そうでしょうか?」
あたしそこまで視力悪くないんだけど…
むしろいい方なんだけどなー
「気づかれないようにゆっくり近づきましょう」
ハクは全く音のしない走りをみせる
音立てないで走るとか無理だってば
できる限りの音のない早歩きでジャックに近づく
「声かけた方がいいかな」
「そうですね。じゃあ一斉に行きましょう」
ハクの合図とともに草陰からでる
「こんにちは。あたし光だけど」
そういうとあからさまに嫌そうな顔をして
「お前らに話すことはねえ」
といい横を向いた
「僕たちが聞きたいことわかってるんですよね?」
ハクがいうとジャックの耳がピクッとうごく
ジャックもわかってるんだ
あたしたちは女王とのことを聞きに来たっていうのは
だからあたしは
「女王となにがあったのか教えて欲しいの」
と単刀直入にきいた
「なんでお前らに言わなきゃいけないんだ」
「あたし草花が枯れるの見てきたの。この目でね。このままだったらこの世界が…」
「知ってるよ!!!」
あたしがいうのを遮ってジャックが怒鳴る
「世界が枯れる?そんなことより重大なことがあるのに?」
「それって?」
「知らないのか。ここまで来たんだから教えてやるけど、この国には“始まりの木”がある。この世界が枯れればその木が枯れ始めるという。その木が枯れればこの世界から自然が消滅する。それは人類の死だ」
ジャックの言葉にあたしもハクもただ聞いてることしかできなかった
「もういいだろ。帰ってくれ。誰にも解決できないし、世界が滅べばそれでいいとおもう」
ジャックが弱々しくいう
「もう話を聞けそうにありませんよ」
ハクがそういう
「そうだね。あたし達今日はかえるね。でもジャック。誰にも解決できないって事はないよ。だってあたし達が解決するから」
「はっ好きにしろよ」
ジャックは馬鹿にしたように笑う
「それじゃあ」
あたしたちはそう言い残して帰っていく
さっき勢いよく走ったのはいいもののそもそもどこにいるかわからない
「ああ。僕知ってますよ」
当たり前とでもいうかのような顔でいった
え?なんで知ってるの?
「昼ごはん食べてる時、壁に依頼の紙が貼ってあってそれの担当欄にジャックの名前があったんです。だからその場所に行けば」
結構周りをよく見てるんだなー
「ほらあそこの家ですよ。ジャックがいますね。多分誘拐するところでしょうか」
ハクが指をさした先は遠くの遠くの方
「目いいんだね」
「そうでしょうか?」
あたしそこまで視力悪くないんだけど…
むしろいい方なんだけどなー
「気づかれないようにゆっくり近づきましょう」
ハクは全く音のしない走りをみせる
音立てないで走るとか無理だってば
できる限りの音のない早歩きでジャックに近づく
「声かけた方がいいかな」
「そうですね。じゃあ一斉に行きましょう」
ハクの合図とともに草陰からでる
「こんにちは。あたし光だけど」
そういうとあからさまに嫌そうな顔をして
「お前らに話すことはねえ」
といい横を向いた
「僕たちが聞きたいことわかってるんですよね?」
ハクがいうとジャックの耳がピクッとうごく
ジャックもわかってるんだ
あたしたちは女王とのことを聞きに来たっていうのは
だからあたしは
「女王となにがあったのか教えて欲しいの」
と単刀直入にきいた
「なんでお前らに言わなきゃいけないんだ」
「あたし草花が枯れるの見てきたの。この目でね。このままだったらこの世界が…」
「知ってるよ!!!」
あたしがいうのを遮ってジャックが怒鳴る
「世界が枯れる?そんなことより重大なことがあるのに?」
「それって?」
「知らないのか。ここまで来たんだから教えてやるけど、この国には“始まりの木”がある。この世界が枯れればその木が枯れ始めるという。その木が枯れればこの世界から自然が消滅する。それは人類の死だ」
ジャックの言葉にあたしもハクもただ聞いてることしかできなかった
「もういいだろ。帰ってくれ。誰にも解決できないし、世界が滅べばそれでいいとおもう」
ジャックが弱々しくいう
「もう話を聞けそうにありませんよ」
ハクがそういう
「そうだね。あたし達今日はかえるね。でもジャック。誰にも解決できないって事はないよ。だってあたし達が解決するから」
「はっ好きにしろよ」
ジャックは馬鹿にしたように笑う
「それじゃあ」
あたしたちはそう言い残して帰っていく