星の導き
城に行くまで大変だった


結婚の知らせを聞いた人たちの間を切り抜けるのが大変で


人気なんだなぁ


城に入ると初めて見た時とは全く違った



まさに草の国の城


生き生きとし草花が生い茂りとても綺麗だった


「見て花かごもらった」


ミルが誇らしげにカゴをまえにだす


「転ばないようにしなさいよ」


「ミルはそんなに馬鹿じゃないもん」


ため息をつくベルに頬を膨らませるミル



「スグルほんとおかしいですよ」


アグルが腹を抱えて笑う



「仕方ねーだろ。なんかやらされたわけだし」



スグルはムスッとしてて不機嫌


「とりあえず行こうか。確かこっちだったよ」


大人だよね。ユウって…


「綺麗ですね」


ハクが扉を開けていう


確かに綺麗


花という花がたくさんあってどれも綺麗


それに見たことないような花もあるし


「来てくれたんだね」


後ろからあたしの肩を叩いたのはマクリだった


「え?来てていいの?」



「みんなが来たのわかったから嬉しくてすぐ戻るけどね」


「あれ?頬の入れ墨の色変わってる?」


ふと見ると入れ墨は黒から緑に変わっていた


「なんでだろうね。私も鏡で見てびっくりしたんだけど、特に変わりはないみたい」


マクリも少し不思議そう


「じゃあ私もうそろそろ行くね」


そういってささっとかけて行ってしまう


「なんだったんででょう?」


不思議そうに後ろ姿を見送るハク


さあね…
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