星の導き
あたしたちが駆けつけると女の人とその人に抱きつく男の人がいた
「この胸…Eか?」
と言いながら女の人の胸を見る男の人
男の人は日焼けたのか黒い肌
「きゃああー変態」
女の人はそう言うと男の人に背負い投げを食らわす
あたしたちはそれを見てポカーンとしていると
「ああ。ついやっちゃったわ」
そう言って笑う女の人を見てユウが
「もしかしてルルさん?」
「あらもしかしてユウくん?それにスグルくん?」
「久しぶりです」
と言ってユウが頭を下げる
なんだろ…
知り合いかな
「俺言われるまでわかんなかった…」
と小さい声でボソッとつぶやくスグル
「全く。あっちは成長したスグルもすぐわかってくれたのに…最低ですね」
アグルがスグルの服から顔を出す
「うるさいな。久しぶりなんだからしゃーねだろうが。それよりあの黒いひとどうするんだ?」
スグルは背負い投げを食らった男の人を見る
まあそれも疑問なんだけどルルさんって?
「ああ。この人はルルさん。ミルのお兄さんの婚約者だよ」
ユウが紹介する
え?お兄ちゃんの婚約者?
なんか混乱してきた
「あなたたちミルちゃんの知り合い?私はルル。よろしくね」
ルルさんの白い瞳がキラキラ輝く
「あたしは光です」
「僕はハクです」
「私はマクリです」
そういってみんなでお辞儀をする
「礼儀正しいのね。ミルちゃんとユウくんとスグルくんのことよろしくね」
「俺は別にお世話になることしてないし」
スグルは蚊の鳴くような声でボソッとつぶやく
「そういえばミルのお兄さんに会ってみたいです」
マクリは興味深々だ
ルルさんは少しうつむいて
「ミルちゃんのお兄ちゃんは…カカオって言うんだけどね…カカオはもうこの世にはいないのよ」
「すみません。変なこと聞いてしまって」
「いいのよ。昔のことだから」
周りが重い空気になる
「オレ重い空気嫌いなんだよ」
そういって男の人が立ち去ろうとするのをハクが捕まえる
「逃がすわけないでしょう?」
「オレ何か悪いことした?」
とわけもわからないという顔で男の人は言った
いやいやいや
何言ってるのこの人…
「オレは本能に従ってるだけだ」
あたかも普通ですというようにいう
これは言ってやらなきゃ
「日本でやったら逮捕レベルだぞ」
あたしが男の人に近づいて言うと
「ニホン?何わけわかんねーこと言ってんだ?」
日本は通じないのか…
「だからー」
あたしがそう言いかけると
「ああ。大丈夫。オレ貧乳興味ねーし」
明らかにあたしのこと見てたよね?
「お前なー」
あたしは男の人の胸ぐらをつかもうと思ったけど、その人は胸に包帯を巻いていて、なおかつ青いチョッキを着てただけで胸ぐらを掴めなかった
こいつの筋肉が何気にむきむきなのがムカつくんだけど
仕方ないのであたしはチョッキの端と端をつかんだ
「そんな変態やっつけちゃえ」
マクリも怒ってるようだ
「女って怖いな」
「ああ。それは俺も思ったよ」
うしろでユウとスグルが話してるのが丸聞こえ
てか足痛い
この人でかいな
チョッキを掴みながらその人の顔を見るとあたしでも背伸びしないとダメ
ちなみにあたし168㎝くらいなんだけどね
相手180㎝以上はあるだろうね…
そんなあたしなんてなんでもないとでもいうかのような余裕な顔をする
ここで負けるわけにはいかないと背伸びを続けていると首にうっすら黒いものがあるのが見えた
よーく見てみるとそれは6とか9がちょうど交互に重なってそれが横になったような形
これは巨蟹宮だ
あたしは驚いて男の人をドンッと突き飛ばす
「おいっひどいな」
男の人は文句をいう
「あのね。あの人肌黒いからわかんなかったんだけど、よく見たら巨蟹宮の入れ墨あった」
あたしが言うとみんな驚いて
「よくあんな黒い肌から見つけられたね」
マクリがちょっぴり毒舌だ
多分さっきの根に持ってる
マクリの言葉にみんなが笑う
「お前ら黒い黒いってうるさいんだよ」
「あはは。ごめんってば。それよりあなたも入れ墨持ってるんでしょ?ここにいる人みんなそうなの」
「え?そうなのか」
キョトンとした顔が面白くてまた笑ってしまう
それにムキになった男の人が怒る
「まあまあ。ところであなたの名前は?」
「この胸…Eか?」
と言いながら女の人の胸を見る男の人
男の人は日焼けたのか黒い肌
「きゃああー変態」
女の人はそう言うと男の人に背負い投げを食らわす
あたしたちはそれを見てポカーンとしていると
「ああ。ついやっちゃったわ」
そう言って笑う女の人を見てユウが
「もしかしてルルさん?」
「あらもしかしてユウくん?それにスグルくん?」
「久しぶりです」
と言ってユウが頭を下げる
なんだろ…
知り合いかな
「俺言われるまでわかんなかった…」
と小さい声でボソッとつぶやくスグル
「全く。あっちは成長したスグルもすぐわかってくれたのに…最低ですね」
アグルがスグルの服から顔を出す
「うるさいな。久しぶりなんだからしゃーねだろうが。それよりあの黒いひとどうするんだ?」
スグルは背負い投げを食らった男の人を見る
まあそれも疑問なんだけどルルさんって?
「ああ。この人はルルさん。ミルのお兄さんの婚約者だよ」
ユウが紹介する
え?お兄ちゃんの婚約者?
なんか混乱してきた
「あなたたちミルちゃんの知り合い?私はルル。よろしくね」
ルルさんの白い瞳がキラキラ輝く
「あたしは光です」
「僕はハクです」
「私はマクリです」
そういってみんなでお辞儀をする
「礼儀正しいのね。ミルちゃんとユウくんとスグルくんのことよろしくね」
「俺は別にお世話になることしてないし」
スグルは蚊の鳴くような声でボソッとつぶやく
「そういえばミルのお兄さんに会ってみたいです」
マクリは興味深々だ
ルルさんは少しうつむいて
「ミルちゃんのお兄ちゃんは…カカオって言うんだけどね…カカオはもうこの世にはいないのよ」
「すみません。変なこと聞いてしまって」
「いいのよ。昔のことだから」
周りが重い空気になる
「オレ重い空気嫌いなんだよ」
そういって男の人が立ち去ろうとするのをハクが捕まえる
「逃がすわけないでしょう?」
「オレ何か悪いことした?」
とわけもわからないという顔で男の人は言った
いやいやいや
何言ってるのこの人…
「オレは本能に従ってるだけだ」
あたかも普通ですというようにいう
これは言ってやらなきゃ
「日本でやったら逮捕レベルだぞ」
あたしが男の人に近づいて言うと
「ニホン?何わけわかんねーこと言ってんだ?」
日本は通じないのか…
「だからー」
あたしがそう言いかけると
「ああ。大丈夫。オレ貧乳興味ねーし」
明らかにあたしのこと見てたよね?
「お前なー」
あたしは男の人の胸ぐらをつかもうと思ったけど、その人は胸に包帯を巻いていて、なおかつ青いチョッキを着てただけで胸ぐらを掴めなかった
こいつの筋肉が何気にむきむきなのがムカつくんだけど
仕方ないのであたしはチョッキの端と端をつかんだ
「そんな変態やっつけちゃえ」
マクリも怒ってるようだ
「女って怖いな」
「ああ。それは俺も思ったよ」
うしろでユウとスグルが話してるのが丸聞こえ
てか足痛い
この人でかいな
チョッキを掴みながらその人の顔を見るとあたしでも背伸びしないとダメ
ちなみにあたし168㎝くらいなんだけどね
相手180㎝以上はあるだろうね…
そんなあたしなんてなんでもないとでもいうかのような余裕な顔をする
ここで負けるわけにはいかないと背伸びを続けていると首にうっすら黒いものがあるのが見えた
よーく見てみるとそれは6とか9がちょうど交互に重なってそれが横になったような形
これは巨蟹宮だ
あたしは驚いて男の人をドンッと突き飛ばす
「おいっひどいな」
男の人は文句をいう
「あのね。あの人肌黒いからわかんなかったんだけど、よく見たら巨蟹宮の入れ墨あった」
あたしが言うとみんな驚いて
「よくあんな黒い肌から見つけられたね」
マクリがちょっぴり毒舌だ
多分さっきの根に持ってる
マクリの言葉にみんなが笑う
「お前ら黒い黒いってうるさいんだよ」
「あはは。ごめんってば。それよりあなたも入れ墨持ってるんでしょ?ここにいる人みんなそうなの」
「え?そうなのか」
キョトンとした顔が面白くてまた笑ってしまう
それにムキになった男の人が怒る
「まあまあ。ところであなたの名前は?」