星の導き
「どうぞ。ゆっくりくつろいでください」
そういってあたし達を家に入れてくれる
「光先輩。ミルって誰だ?」
カイザが急に先輩とつけてきたものだから少し鳥肌がたった
「なんか君が先輩っていうの気持ち悪いんだけど」
「ひどいなぁ。キャンサーに言われたんだ。お前が一番年下何だから先輩には従えってな。で、ミルって?」
カイザが一番下なのか…
まあ側から見たらカイザが年上に見えるんだろうけど
「ミルは白羊宮の入れ墨持ってるの。で、スグルとユウの知り合い?みたいな感じなの」
「へーその人胸でかい?」
カイザの質問を聞いたスグルがカイザの頭を叩く
「何聞いてんだお前っ!」
スグルは怒りモード
「そんなに怒らなくてもスグル先輩」
「先輩?気持ち悪い事言うな」
あっやっぱりスグルもそう思った?
「スグルたちも落ち着いて座ったら?」
マクリの視線がいたい
「マクリ先輩怖いー」
とカイザが茶化すと
「座れ。このど変態が」
と言って中指を立てる
こっわ
もしかして胸ないのコンプレックスなんじゃ…
最初お姉さんみたいで落ち着いた女の子だと思ったけどこっわ
マクリのこと怒らすのやめよ
「まあマクリちゃん?落ち着いて。ほらさっきカカオの写真見たいっていってたでしょ?」
ルルさんが大きなアルバムを持ってくる
カカオってたしかミルのお兄ちゃんだよね?
「これがカカオが16歳の時。ミルちゃんが生まれ時ね」
カカオと呼ばれた人はミルのような茶色い髪とそれと同じ色の瞳をしていた
髪はサラサラでイケメンだった
「ミルのお兄さんイケメンだったんですね。ところでミルは?」
マクリが首をかしげる
確かにいないような…
「ああ。このピンクの髪の赤ちゃんよ」
ルルさんが指を指すと一部が驚く
「そういえば話してなかったな。ミルの髪の色が昔はピンクだったって」
いやもうびっくりだよ
けどどうして髪の色変わったんだろ
「ルルさんこんなイケメンさんが旦那さんだなんて羨ましいです」
さっきの不機嫌は何処へやら…
ノリノリのマクリ
てかあなたもつい最近結婚したばっかりじゃ…
「それが…ちょっと残念イケメンなのよね」
「何が残念なんですか?」
あたしが聞くと
「まあこのアルバム見ればわかるかな…」
ルルさんの顔が少しひきつる
「確かにあの人残念だよな」
「それ以外は完璧なんだけどな」
スグルとユウもわかってるみたい
「じゃあ次のページめくるわね」
次のページ時は〈ミル1歳〉とある
「1歳だけでも3ページはゆうにあるわ」
そういってため息をつくルルさん
こんなびっしり写真貼られてるのにこれがあと3ページ?
てか同じような写真ばっか
これが2歳、3歳、4歳となるたびにページ数はどんどん増えていく
「これはミルちゃんがカカオと一緒に空手と剣道やってる写真ね」
え?ミルって空手と剣道やってたの?
「あっこれは貴重ね。ユウくんとスグルくんとミルちゃん3人で茶道やってる写真ね」
みんな着物を着てお茶をたててる
「え?あの3人が…茶道を…?」
ハクがすこし混乱してる
まあスグルなんて一番やんなそうなのに
でもここのアルバムはちょうどミルが7歳の2月15日に止まっていた
というか日付まである事がびっくりだけど
「ここで止まってるのはカカオの命日だから。死ぬ最後までこのアルバムを作ってたわ」
え?すごい執念すぎて逆に引く…
「今まで写真みてたけどほとんどミルだけだった。それに写真見ればわかるけど毎回髪型違うんだけど…」
マクリが写真をじっくりみる
「それカカオが結んでたのよ。ミルちゃんの髪をそれも毎日」
「え?毎日ですか?」
ハクがびっくりして立ち上がる
まさか…カカオさんって…
「カカオはね。なんでもできたの。やればなんでもね。文武平等は当たり前。一度やればそれこそプロレベルまで上達した。それにこのルックス。それとお菓子の国の次期国王とまで呼ばれた。あだ名は完璧超人だったの」
ルルさんが語り出す
「だけど、ミルちゃんが生まれてから変わったの」
「まさか…」
みんなが息をのむ
「このアルバムの表紙を見れば一目瞭然なんだけど」
ルルさんがパタンと閉じるとそこには「かわいいミルの成長記録」とそれはそれは綺麗な字で書いてあった
「そうミルちゃんが生まれたあの日から…超絶シスコンになっちゃったのよ」
ルルさんが顔を手で覆い隠す
「よく結婚しましたね…」
と若干マクリが引き気味
「俺も最初カカオさんのミルへの深い愛情みた時少し引いたしな」
とユウが遠い目をする
「本当になんでもできて、ルックスよくて王子なのにな」
「え?カカオさんが王子ってことはそれの兄妹のミルって…」
「あれ知らないの?ミルちゃんは王女よ」
ルルさんの言葉にユウとスグル以外驚いた
そういってあたし達を家に入れてくれる
「光先輩。ミルって誰だ?」
カイザが急に先輩とつけてきたものだから少し鳥肌がたった
「なんか君が先輩っていうの気持ち悪いんだけど」
「ひどいなぁ。キャンサーに言われたんだ。お前が一番年下何だから先輩には従えってな。で、ミルって?」
カイザが一番下なのか…
まあ側から見たらカイザが年上に見えるんだろうけど
「ミルは白羊宮の入れ墨持ってるの。で、スグルとユウの知り合い?みたいな感じなの」
「へーその人胸でかい?」
カイザの質問を聞いたスグルがカイザの頭を叩く
「何聞いてんだお前っ!」
スグルは怒りモード
「そんなに怒らなくてもスグル先輩」
「先輩?気持ち悪い事言うな」
あっやっぱりスグルもそう思った?
「スグルたちも落ち着いて座ったら?」
マクリの視線がいたい
「マクリ先輩怖いー」
とカイザが茶化すと
「座れ。このど変態が」
と言って中指を立てる
こっわ
もしかして胸ないのコンプレックスなんじゃ…
最初お姉さんみたいで落ち着いた女の子だと思ったけどこっわ
マクリのこと怒らすのやめよ
「まあマクリちゃん?落ち着いて。ほらさっきカカオの写真見たいっていってたでしょ?」
ルルさんが大きなアルバムを持ってくる
カカオってたしかミルのお兄ちゃんだよね?
「これがカカオが16歳の時。ミルちゃんが生まれ時ね」
カカオと呼ばれた人はミルのような茶色い髪とそれと同じ色の瞳をしていた
髪はサラサラでイケメンだった
「ミルのお兄さんイケメンだったんですね。ところでミルは?」
マクリが首をかしげる
確かにいないような…
「ああ。このピンクの髪の赤ちゃんよ」
ルルさんが指を指すと一部が驚く
「そういえば話してなかったな。ミルの髪の色が昔はピンクだったって」
いやもうびっくりだよ
けどどうして髪の色変わったんだろ
「ルルさんこんなイケメンさんが旦那さんだなんて羨ましいです」
さっきの不機嫌は何処へやら…
ノリノリのマクリ
てかあなたもつい最近結婚したばっかりじゃ…
「それが…ちょっと残念イケメンなのよね」
「何が残念なんですか?」
あたしが聞くと
「まあこのアルバム見ればわかるかな…」
ルルさんの顔が少しひきつる
「確かにあの人残念だよな」
「それ以外は完璧なんだけどな」
スグルとユウもわかってるみたい
「じゃあ次のページめくるわね」
次のページ時は〈ミル1歳〉とある
「1歳だけでも3ページはゆうにあるわ」
そういってため息をつくルルさん
こんなびっしり写真貼られてるのにこれがあと3ページ?
てか同じような写真ばっか
これが2歳、3歳、4歳となるたびにページ数はどんどん増えていく
「これはミルちゃんがカカオと一緒に空手と剣道やってる写真ね」
え?ミルって空手と剣道やってたの?
「あっこれは貴重ね。ユウくんとスグルくんとミルちゃん3人で茶道やってる写真ね」
みんな着物を着てお茶をたててる
「え?あの3人が…茶道を…?」
ハクがすこし混乱してる
まあスグルなんて一番やんなそうなのに
でもここのアルバムはちょうどミルが7歳の2月15日に止まっていた
というか日付まである事がびっくりだけど
「ここで止まってるのはカカオの命日だから。死ぬ最後までこのアルバムを作ってたわ」
え?すごい執念すぎて逆に引く…
「今まで写真みてたけどほとんどミルだけだった。それに写真見ればわかるけど毎回髪型違うんだけど…」
マクリが写真をじっくりみる
「それカカオが結んでたのよ。ミルちゃんの髪をそれも毎日」
「え?毎日ですか?」
ハクがびっくりして立ち上がる
まさか…カカオさんって…
「カカオはね。なんでもできたの。やればなんでもね。文武平等は当たり前。一度やればそれこそプロレベルまで上達した。それにこのルックス。それとお菓子の国の次期国王とまで呼ばれた。あだ名は完璧超人だったの」
ルルさんが語り出す
「だけど、ミルちゃんが生まれてから変わったの」
「まさか…」
みんなが息をのむ
「このアルバムの表紙を見れば一目瞭然なんだけど」
ルルさんがパタンと閉じるとそこには「かわいいミルの成長記録」とそれはそれは綺麗な字で書いてあった
「そうミルちゃんが生まれたあの日から…超絶シスコンになっちゃったのよ」
ルルさんが顔を手で覆い隠す
「よく結婚しましたね…」
と若干マクリが引き気味
「俺も最初カカオさんのミルへの深い愛情みた時少し引いたしな」
とユウが遠い目をする
「本当になんでもできて、ルックスよくて王子なのにな」
「え?カカオさんが王子ってことはそれの兄妹のミルって…」
「あれ知らないの?ミルちゃんは王女よ」
ルルさんの言葉にユウとスグル以外驚いた