不器用な恋愛
「瑠〜璃っ!」
「有理亜!ごめんね,遅くなっちゃって。」
「大丈夫,大丈夫っ!あ…今日はね新しい部員さんを紹介するね!」
グイッといきなり有理亜に引っ張られ岩崎瑠璃の目の前に立った。
ドキッ…
思わず目を背ける。
だって…だってよ…
めっちゃ可愛いんだよ〜〜!!!
近くで見るとさらに大きな瞳に
白い肌。
ぜってぇ今俺顔…赤いっ!!
「あなたが新しい部員さん?」
岩崎瑠璃がふんわりと話した。
「あ…いや…その…」
「いや。コイツは見学らしいぞ?」
藤本さんが口を開いた。
「あっ,そうなのか…」
岩崎瑠璃が悲しそうに眉を下げた。
あ…どうしよう…
するといきなり鳥沢が岩崎瑠璃に手を絡めた。
「そうそう溝内くんはね,今日見学なんだって〜。」
な…なんだコイツ!?
男のくせに媚びてやがる!!