君が笑うとき
「…んあーっ…」
目を覚ましのびをすると、もう夕日が少し見えていた。
夕日は少しまぶしくて、温かかった。
あ~…
俺こんな時間まで寝てたのか
まじ、ダルい…
「眠…」
俺は軽く欠伸をすると、その場に立ち上がった。
そのときだった。
目の前には黒い、何かがいた。
夕日の光で反射し、よく見えない。
…何?
俺は目を手でこすり、焦点をあわせる。
すると目の前には芝生の上に腰掛けて絵を描いている人がいた。
そいつは地味な服を着て、髪の毛はぐしゃぐしゃ、かなり不気味なオーラを出し
ている。
何かのホラー映画に出てくるような、
そんな感じの…。