君が笑うとき
「わぁっ!!!」
俺はびっくりし、思わず声をあげた。
…こいつヤバイ!
絶対ヤバイ!
するとそいつは俺が起きたのに気がつき、こっちに歩いてきた。
「怖!来るなよっ!」
必死に後ずさりするが、そいつのほうが速い。
少しずつ、俺とそいつの距離が近づいていく…
あっというまに俺はすぐに追いつかれてしまった。
そのときの俺はものすごい顔をしていたんだと思う。
自分でもその時どういう顔をしていたか思い出せないほどだ。
「ねえ…」
いきなり喋りかけてきて俺は驚きが隠せなかった。
そいつはたしかに女の声だったんだ。
「はっ!?なっ…なんだよっ」
「これ、描いたからあげる」
「…え?」
そいつは一枚の紙をわたし、スタスタとどこかに歩いていってしまった。
微妙な空気だけが残る…。
「なんだ、あいつ…」
チラっと少女からもらった紙を見ると、そこには俺とあの大きな木が描かれていた。
俺が木に横たわり、寝ている絵。
すごくきれいな水彩画だった。
「これって…」
顔をあげ、辺りを見回したが、もうあいつはどこかへと行ってしまっていた。
俺はびっくりし、思わず声をあげた。
…こいつヤバイ!
絶対ヤバイ!
するとそいつは俺が起きたのに気がつき、こっちに歩いてきた。
「怖!来るなよっ!」
必死に後ずさりするが、そいつのほうが速い。
少しずつ、俺とそいつの距離が近づいていく…
あっというまに俺はすぐに追いつかれてしまった。
そのときの俺はものすごい顔をしていたんだと思う。
自分でもその時どういう顔をしていたか思い出せないほどだ。
「ねえ…」
いきなり喋りかけてきて俺は驚きが隠せなかった。
そいつはたしかに女の声だったんだ。
「はっ!?なっ…なんだよっ」
「これ、描いたからあげる」
「…え?」
そいつは一枚の紙をわたし、スタスタとどこかに歩いていってしまった。
微妙な空気だけが残る…。
「なんだ、あいつ…」
チラっと少女からもらった紙を見ると、そこには俺とあの大きな木が描かれていた。
俺が木に横たわり、寝ている絵。
すごくきれいな水彩画だった。
「これって…」
顔をあげ、辺りを見回したが、もうあいつはどこかへと行ってしまっていた。