君が笑うとき

そばにいて

あれ以来…俺は莉加とまったく会うことがなかった。


慎とも、友達の縁が切れ…


俺は


「幸介、もう自分を責めんな」


「……うん」


「責めたって、小川が産める体になるわけじゃないし。小川も幸介がこんな風になるのを望んでないと思うよ」


そう言って翔太は俺の頭を優しく撫でてくれた。


その瞬間、俺の目から涙があふれた。



翔太…


翔太はいつでも俺の味方についてくれた。


ありがとう


ありがとう……

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