君が笑うとき
俺は痛む体を我慢し、学校へ行こうとしたとき…目の前の傘立てに目がとまった。


麻由にかしてもらった傘。


…これ、麻由のお気に入りだったんだよな


懐かしくて、傘を手にとる。


それで俺は決心した。




…傘を返して、もう2度と麻由に会わない


こんなつらい思いをするなら、もう会わないほうがいい



俺はギュッと傘をにぎりしめた。


< 150 / 201 >

この作品をシェア

pagetop