君が笑うとき
今日も怒って追ってくる先生をうまくかわしてきた。


「やり~」


「先生、足遅いねえ~。もう俺らのこと、見失ったんだ~」


俺たちは笑いながら学校の柵を越えようとして、柵から飛び降りた。



その時だった。



人…?


飛び降りた下には人がいた。


「マジかよっ!」


ととまることもできず、そのままその人に突っ込んでしまった。


バタっ!


重々しい音がコンクリートに響く。


いてててて…


コンクリートに落ちるとか…どんだけ災難だよ


これ…先生たちの呪いか?


俺は頭を片手で抱え、ゆっくり立ち上がった。

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