君が笑うとき

最後の手紙

「麻由―っ!!」


俺は走りながらに必死に叫んだ。


河原も、広い公園も、あのひまわり畑も…


全部行ってみたけど…麻由はいなかった。


やっぱ、家にいるのか?


昼間、麻由が家にいることなんてめったにない。


俺は麻由の家に向かった。


でもやっぱり、麻由の姿はなかった


麻由…


どこに行ったんだ?



そう思っているときだった。


< 167 / 201 >

この作品をシェア

pagetop