君が笑うとき
「ねっ!ヤバいでしょ」


麻由は笑って続けた。


ヤバいってもんじゃない。


『これ、写真じゃねえだろ』


って言いたいくらい、謎な…写真。


「だから、しょうがないから絵を描いたの。そしたら、意外とよくって。だから、絵を描
いてる」


言うこと、言うこと全て説得力があり、俺はまた妙に納得してしまった。


「よし…。できた~!」


いきなり麻由は絵を持ち、俺に見せてきた。


キレイな水彩画。


あの時もらったときの絵と少し似ていて、すごく親近感がわいた。


俺は無邪気に喜ぶ彼女に俺は頼みごとをした。


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