君が笑うとき
「不思議だね」
「え?何が?」
「コウくんが」
…え?『コウくん』って…
「…お前、今俺のこと『コウくん』呼んだ?」
「うん。呼んだ」
「え~…。なんか幼稚園児みたいだしー」
「いいの!コウくん、幼稚園児みたいだもん」
「は!?うっぜぇー」
わけ分かんねえやつ。
よく笑うし、
勝手にあだなで呼ぶし、
変な奴だし…
こんな奴初めてだと思う
でもそんな麻由が面白くて…
俺の目の中にかすかな光が入ってきたような気がしたんだ。
暗闇でただうずくまっていた俺に
手を差し伸べてくれたような気かして…
嬉しかった―――――――――
「え?何が?」
「コウくんが」
…え?『コウくん』って…
「…お前、今俺のこと『コウくん』呼んだ?」
「うん。呼んだ」
「え~…。なんか幼稚園児みたいだしー」
「いいの!コウくん、幼稚園児みたいだもん」
「は!?うっぜぇー」
わけ分かんねえやつ。
よく笑うし、
勝手にあだなで呼ぶし、
変な奴だし…
こんな奴初めてだと思う
でもそんな麻由が面白くて…
俺の目の中にかすかな光が入ってきたような気がしたんだ。
暗闇でただうずくまっていた俺に
手を差し伸べてくれたような気かして…
嬉しかった―――――――――