私とあの娘
「さっきの、宮野さんに知られたらどうする?」

由紀に言うの....!?

「だ、駄目!何でもするから許してください!」

私は言った。

「ん?今、何でもするって?なら私の親友ってやつになりなさい。」

花咲さんは言った。何をされるか分からず身構えていたが私は安心した。

もちろんその親友というのには大賛成だった。

「私、友達がいないのよ。色々あって人間を信用することすら出来なくなってた。」

花咲さんは顔を青ざめ私に告白をする。

「転校する前までイジメられてたの。前の学校でね。勉強はそれなりに出来てたから転校は簡単だった。いじめに私は変えられてしまったの。 いつの間にか人格が増えてて....... 私は二重人格になってたみたい。」

これが本当の花咲さん、なのかな?
いつものクールで一匹狼な花咲さんとはかなり違う。
素直で何かに怯えてる。

「私でよかったら。友達にすらまだなれてないかもしれないけど私、親友ってやつになりたい。 花咲さんにもっと近付きたい。色々知りたい。」
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