私とあの娘
「雛、花咲さんに見惚れていたの?」

由紀は私の思っていたことを悟った。

「だ、だって、あんなに美しい華のような子初めて見たよ....!!」

私はテンションが最大限に上がる。そして花咲さんに声をかけた。

「あら、あなたは...?」

花咲さんはその人を魅了するような声で私に尋ねた。

「私は如月 雛。もしよかったら友達になりたいなって...」

そして、花咲さんは顔をしかめた。

「私、そういうの必要ないのでお断りします。」

< 4 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop