君が好き
そのとき、
ドンっ‼︎
「あ、すみません っ」
大きくよろめいた体をすぐに立て直し、
当たってしまった人の方へと体を向ける
すると
「あれ、 莉子ちゃん? 」
と 道に転がった男の子がわたしを見る
「え?なんでわたしの名前 ・・ 」
「あっ、そっか! ごめんごめん
急に気持ち悪いよね 笑」
戸惑うわたしにむかって
ニカーーーッと綺麗な笑顔を向ける彼
「俺の名前は 彰技 っ ‼︎ 隆起の親友です!」